「武漢肺炎」と台湾人の反応

台湾情勢コラム

中国の湖北省武漢で発生した、新型コロナウィルスの伝播は止まらない。この記事を書いている1月26日時点で、中国を含め13カ国と地域に拡がり、武漢どころか湖北省ごと物理的に「封鎖」されるという事態に陥った。

日本でも中国から訪れた中国人が発症、政府の白痴そのものの対応に国民の怒りも広まっている有様である。

中国での状況と日本政府の対応のボンクラっぷりは、Twitterで散々書いたのでそちらを見て欲しい。今回はこの新型ウィルスと台湾が本題である。

 

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台湾の対応と反応

台湾では、政府が先頭に立って現実に即した対策を取っている。

その頭から「電球」というあだ名がある1蘇貞昌行政院長2が先頭に立ち、Twitterで政府(行政院)としての対応を逐一報告している。
「有政府、請安心」(我々(政府)がいる、安心して欲しい)

パニックになりそうな住民をまず安心させつつ、毅然と対応する行政院長の頭が尚更まぶしく見える。

さらに本日(1月26日)、当局が「性悪説」的対応を打った。

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、台湾南部・高雄の衛生当局は25日、感染が確認された台湾籍の男性患者が武漢から来たことを隠匿したとして、30万台湾ドル(約110万円)の罰金を科すと表明した。

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緊急事態につき人の良心に期待せず、法で取り締まっていくという、台湾当局の「闘う姿勢」が見えている。日本人は
「そんな法律作ったら、中国人がかわいそうじゃないか」
と感情優先になってしまうが、それだけ日本が現実に対応できないほど白痴化しているのと、後述するが台湾自身が2003年のSARSで酷い目に遭ったこその教訓だろう。
そして、台湾住民の反応はどうなのか。
実は、普段は穏やかでやさしい台湾人が、非常に冷たいのである。
=それは何故か、「次へ」をクリック=
  1. 本人も気に入っているらしく、Twitter IDが電球(eballgogogo)である。
  2. 首相に相当

コメント

  1. 習近平去死 より:

    私も、大陸人が大陸で幾ら死のうと勝手なことだと思っている。
    日本で流行しなければ、不治の病だろうと関係無い。
    日本政府はワクチンを開発しても、大陸やWHOに送ってはならないと思っている。
    日本人の血税で作られたワクチンを何故、反日の国に送らなければならないのか?
    非常に疑問に思う。旅行客が来ても、一部の人しか金を落とさないし、不動産を格安で買えるように日本政府がしてるせいで、不動産ばかりを爆買いしてる、反日共を助ける義務はない。

  2. zhimei より:

    いつも貴重な情報をわかりやすくシェアして下さり、ありがとうございます。興味深く拝読しております。私は中国古典文学専攻の日本人で、中国・台湾両方に留学歴がありますが、台湾留学後は断然台湾派となり、近現代史も少しは学ばねばと一念発起して学習中の者です。
    ツイッターのTaiwanHistoryJPアカウントで2020年2月4日18:09に発信された翻訳ですが、元ツイートは「深圳松崗のある男がSNSで『湖北人全部都死……多死一点湖北人。』と書いたところ、(身バレして)一群の湖北人に突き止められ、家までやってきて殴られた」、つまり湖北人が過激なツイートをした非湖北人を殴ったという説明ではないでしょうか(その説明が正しいかどうかは別として)。
    ツイッターの方にリプライしようか迷ったのですが、こちらのコメントだと即時公開にはならなくて処理しやすいかと思い(思い違いであれば申し訳ありません)、こちらにコメントさせていただきます。

    • 台湾史.jp より:

      >zhimeiさん

      はじめまして。コメントありがとうございます。
      Twitterのツイートの件、中国語を見間違えてしまい、気づいてツイートを削除しました。
      フォロワー数も増えて間違いが拡散するのは私も本意ではないので、今後は気をつけようと思います。

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