台湾で気になる姓「頼」
台湾には、「賴(頼)」という姓があります。私が知っておる限り、中国や香港などでは実際にお目にかかったことがなく、人口の0.18%にあたる約250万人しか(?)いないそう。これだと「いないことはないけれど」という程度です。
頼姓は台湾では19番目に多く、人口は311,106人1。人口の1.3%なので、台湾でもマイナーな方かと。
ところが、台湾での露出度は非常に高い姓でもあります。なぜなら、
5月に正式就任となる台湾副総統、頼清徳氏や、
一部マニアから「コスプレ議員」として話題になった(本当はそんな「安っぽい」人じゃないんだけどな…日本でそんなイメージをつけられるとマイナスなので、後日でブログに書きます)頼品妤さんなど、台湾で知らぬ者がいない有名人が軒並み「頼」。ちなみに、日本では全くノーマークでしたが、頼品妤さんの選挙区で血みどろの選挙戦を戦った彼女のライバルも「頼」です。
頼清徳氏の出身は現在の新北市、頼品妤さんの選挙区も彼女の地元らしい新北市。新北市あたりに台湾の頼姓の根源、もしかしてここに住んでいた原住民がルーツなのか!?
と思ったのですが、頼姓の人は全国に散らばっており新北市周辺に固まっているわけではなさそう。
台湾には、こんなところがあります。
この地域、元は「屏東県佳冬郷下埔頭」でした。が、この地域、「頼」姓の人が人口の9割を占め、ついには「みんな頼なんだから『頼家村』に改名しちゃえ!」と現在の名前になっております。
多角的に姓氏のランクを追ってみると、やはりというかまさかというか、「傾向」がわかって興味深いデータベースが出来上がりました。
このデータを利用して、台湾人などの名字を聞いて
「あ!○さんって台湾でもけっこう多いよね!」
なんて言えば、相手はなんでそんなこと知ってるの!?と話が盛り上がること請け合いです。
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