中国人の頭を知る「節操」の話
中国人は基本、生への執着が非常に強い。死生観がなく究極の形が「不老不死」のため、死への恐怖が人一倍強い。そのため、生きるためなら節操もへったくれもない、節操にこだわって死んだら元も子もないからである。
「汚く勝つよりきれいに負ける」
60代以上なら、「ヒデとロザンナ」のデュエット歌手で有名なロザンナ・ザンボンさん(イタリア出身で2017年帰化のイタリア系日本人)がテレビで言った言葉である。
彼女は剣道三段なのだが、武道の基本、日本人の美学としてこの言葉を言っていた記憶がある。昔のことなので、具体的に何を言ったかは覚えていない。
ただ、ロザンナさんの言葉を聞いて、
中国人とは真逆やな!
とピンときたので、私の中国留学後(約30年前よりは新しい)であることは間違いない。
真逆とは何か。ロザンナさんの言葉を借りれば、
「汚くても勝て。きれいなんて綺麗事言って死ぬなら、豚になってでも生きろ」
である。そして、その後にはこの重要な言葉が続く。
「そのためには何をしても良い」
中国人のマナーが悪いのは、「何しても良い」から。買い物でも道を歩くにも、彼らは「必死に生きている」のである(笑
閑話休題。
「生きるためなら何でもやる」ため、そのためには節操も捨てる必要がある。
自分の目的、欲望のためなら、今日はアメリカ人、明日日本人、あさってはエジプト人になる。それが中国人
と筆者は説いているが、それを地で言って公言している中国人、いや、日本に帰化したので日本人…こんなのを日本人と呼びたくはないのだが、そうなっているので仕方ない。
張景子という人物である。
彼女は、画面のように日本国籍を取った理由を「いろんな国にノービザで行けて楽だから」とテレビやYoutubeで堂々と述べている。
日本を愛しているからじゃないんですか!
それが日本人の「片思い」というもんやで、ただの幻想や…
だから日本人、甘っちょろいんだよ
と怒る気持ちはわかるが、逆に言えば彼女は非常に中国人的な発想で、向こうの頭の中を文字化して全国に伝播してくれる、非常に良いアイテムなのである。ただ、日本人のアンテナの感度が…ね。
なお、ネットでは彼女をスパイだ何だいきり立っている人がいるが、それはスパイとは何か全くわかっていないのがただ寝言を言っているだけである。
私が諜報のインテリジェンス(戦前のリヒャルト・ゾルゲやSPY×FAMILYのハンドラー的立場)なら、公の電波でペラペラと手の内を晒すポンコツなど不要、一夜にして東京湾に沈めて鱶の餌にします。
「奈雪の茶」も、最初は「の」を使ったりNAYUKIと日本語読みにしたり、必死に日本感を出してそれを売りにしていた。が、
これじゃあ🇨🇳にお取り潰しに遭うアルよ!?
とでも思ったか、今までの節操をあっさりと捨て、「愛国心あふれる姿」に。
この節操のなさこそ、THE中国人なのである。私はそう断言しよう。『奈雪の茶』は今回、それを体現してくれた。
筆者は少なくても四半世紀、こういうことを言い続けていたのだが、日本人の性善白痴に何度も阻まれてきた。自分から化けの皮を剥がしてくれた『奈雪の茶』に対し、筆者は神社を建てたいくらい感謝に堪えない。