中国コラムー「奈雪の茶」の豹変と中国人の思考【中国コラム】

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筆者
筆者

さくらちゃん、『奈雪の茶』って知ってるか?

さくら
さくら

大阪に支店があったから(もう閉店したけど)知ってますよ!

筆者
筆者

ほな、今日はその『奈雪の茶』の話していくでー

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『奈雪の茶』とは

『奈雪の茶』とは、中国のお茶を中心とした飲料のチェーン店である。
中国全土に1000店舗を持ち、日本にも2020年、大阪に進出したことがあるが1年で撤退している。

そのお店だが、「日本」というブランドイメージの褌を借りて商売をしていた。ローマ字も「NAIXUE」でなく「NAYUKI」と日本語のローマ字だし、「の」も日本語。後者は台湾や香港ではかなり使われているので、おそらくそこらから「パクった」のだろう。

その『奈雪の茶』が変化を遂げている。「日本色」を除去し始めたのである。

以前はこの看板であった。少し見づらいが、奥にはローマ字で「NAYUKI」と書かれている。

ところが、「奈雪的茶」に変わっており、ローマ字も「NAIXUE」と中国語になっている。

日経新聞によると、この動きは2022年から始まっていたようで、地方都市から開始したとある。

しかし、福島の処理水で火がついたか、『日本語』のままだった上海や広州などの「1線都市(一級都市)」でも看板が変わったそうな。

中国を知るキーワード

1線都市:北京、上海、広州、深圳のこと。日本の、主にネットの自称他称含めた中国通コメンテーターは「一級都市」と言うが、正しくは「1線都市」。1〜5線まであるらしく、メディアが決めるので毎年変わるそうだが、「北京、上海、深圳」は不動、ここに広州を入れたり成都(四川省)を入れたりする。

そもそも、「の」も台湾からのパクリなので、見方によっては日本+台湾コラボのパクリということになるが、今まで日本ブランドで売っていた「奈雪の茶」、人民からも

人民
人民

俺たちを騙してたアルか!

偽日本だったアルか!

との声が出ているので、今後どうなるかは本当に知らんけど。

これだけなら、ただの中国国内のお茶屋の節操のない変わり身である。しかし、ここに中国人のものの考え方が隠されている。

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