中国人を知る心理学『投影』

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中国人が無意識に行う心理的防衛(防衛機制)、投影 東亜コラム(台湾・中国・香港情勢)
さくら
さくら

先生!最近の中国の言動、何をしたいのかさっぱりわかりません!

筆者
筆者

どういう風に?

さくら
さくら

まるで「お前が言うな!」と言いたくなるようなところが…ですね💢

筆者
筆者

それ、「投影」やな!

さくら
さくら

「投影」?

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「投影」とは

「投影」(Psychological Projection)は心理学における防衛機制の一つで、模範解答的な説明をすると、以下のようになる。

「自分が認めがたい(否認したい)感情、欲求、衝動、または欠点などを、自分自身の中にあるものと認めず、あたかも他人が持っているものかのように思い込んで相手に押し付ける心理的防御反応」

さくら
さくら

先生!これじゃ何のことかさっぱり…

筆者
筆者

ほな、「ガンダム」に出てきてもらおか(笑

さくら
さくら

が、ガンダム!?

『機動戦士ガンダム』言わずと知れた有名アニメだが、ここに「投影」のシーンがある。
第一話でコロニーを奇襲したジオン軍のモビルスーツ、ザクのパイロット。主人公アムロが操るガンダムの圧倒的なパワーに、ある「迷セリフ」が出てくる。

機動戦士ガンダム第一話の「投影」
『機動戦士ガンダム』第一話より

「お、怯えてやがるぜこのモビルスーツ」

筆者
筆者

怯えてるのはお前やんけ‼️😂
と小学生でも突っ込めるシーンやけど、これが小学生でもわかる「投影」やで!

これを例として、この応用編を紹介しよう。

投影同一視

「投影」の重要なことは、「思うだけ」である。
が、それを「他人のせい」にすると、「投影同一視」という別の防衛機制となる。「思う」だけなら勝手だが、「人のせい」にして苦痛から逃れようとする、より悪質な投影である。

つまり、自分の好ましくない感情(思考・行動)を他人に投げた上で、それを言動に表して相手(他者)もその好ましくない感情を他者にも共有させ、相手(他者)を操作・支配しようとする行為である。

筆者
筆者

上のガンダムの例は、あくまで「自分がそう思っている」だけ。
「投影同一視」は他人に自分の「投影」をぶつけて「お前が怯えているんだ!」と相手をコントロールすることなんや

「投影同一視」の例

仕事ができないA氏が、アシスタントの派遣の女の子に
「お前はそんな仕事もできないのか!」
「この無能!」
と叱責したり、陰口を言うことで、アシスタントも
「あたし、仕事ができない人なんだ…😢」
と思わせること。
(思うだけなら「投影」)

今の時代、こんなこと言ったらパワハラやけどねw

で「投影(同一視)」は人間の心理作用(防御反応)なので、人間であれば誰でも起こりえる。
では、なぜ中国人の言動を理解するのに「投影(同一視)」を知ることが重要なのか。
それは、中国人が息をするように、しかも無意識に「投影(同一視)」するからである。

これから、その実例を紹介していこう。

中国人による「投影(同一視)」の数々

「投影(同一視)」その1ー外交部

例えば、中国外交部の記者会見を見ていると、こんなことを思うことがあると思う。

いやいやお前が言うな!!

自分がやっていることを、「外国がやった」と真顔で言っていることがよくあるが、あれが「投影(同一視)」である。

典型的な例を見てみよう。

中国人学者がまたも米国で不当拘束
【7月30日 CGTN Japanese】最近、米国で研究活動を行っていた中国人学者がまたも米国の法執行機関により不当に拘束されました。

2025年7月、中国人学者がアメリカで拘束されたというニュースだが、それに対する中国外交部のコメントが

外交部
外交部

中国人学者がまたもや米国で不当拘束された。有罪推定と政治的操作はやめるべきだ

これを見て、読者のみなさんはどう思っただろうか。

自己紹介乙!

と思った人の方が多いのではないだろうか。
これが絵に描いたような「投影(同一視)」である。

「投影(同一視)」その2−人民の無意識の声

国を代表する報道官が、全世界に向けてやっているんだ、人民がやらないわけがない。

こちらも、ある教科書的な反応を紹介しておく。

「日本こそが反中憎悪教育を行っている」、中国SNSで主張相次ぐ
中国・広東省深セン市で日本人の男子児童が殺害された事件をめぐり、中国のSNS上では「日本こそが反中憎悪教育を行っている」との主張が相次いでいる。

2024年9月、広東省深圳で日本人児童が殺された事件はまだ記憶に新しい。

「日本人が中国で殺された背景には、中国による反日教育がある」

これを認めたくない中国人は、早速『投影』に入る。

日本こそが反中教育を行っているアルよ❗❗

ここまで来たらもう説明は不要であろう。

「投影(同一視)」その3−「投影二重奏」乙

筆者の中国垢の方では、事あるごとにこの「投影」を解説している。

筆者
筆者

フォロワー諸君、これが投影や!!

何十回紹介したかわからないくらい実例をポストしているせいか(日本人全員が理解するまで何億回でも説明してやるw)、拙垢を常にチェックしてくれているフォロワー各氏も、だいぶわかってくれている模様。

その「教育効果」が出たのか、とあるフォロワーさんが

フォロワーさん
フォロワーさん

先生!典型的な『投影』の中国人を見つけましたw

と報告して下さった。

中国人と防衛機制の「投影(同一視)」

「ガラスのハート」
「クソデカ赤ちゃん」

中国情勢に興味がないとよくわからないが、これ、実は全部「中国人自体が周りから言われていること」なのである。

「ガラスのハート」は中国語で「玻璃心」と書き、台湾人や香港人などから中国人のあまりのメンタルの弱さ、すぐキレるさまを揶揄したもの。
「中国人からかい上手の台湾人さん」は、中国人があちこちでキレているのを見て、

台湾人
台湾人

中國人玻璃心又碎了www
(中国人、またガラスのハート割れたのかよwww)

と笑いの種にしている。

中国人のガラスのハート(中國人玻璃心)

こんなコラ画像まで作っていて、さすがは「中国からかい上手の台湾さん」である。

マレーシア華人(と台湾人)には、歌のタイトルにまでされている。

サムネが「ピンク」というだけで、中国社会情勢を広く見ている人はデカいフラグを立てたくなるが、その通りである。
この歌、メロディこそラブソング風なのだが、歌詞は首尾一貫中国人を茶化しまくっている。
当然のことながら、中国ではこの歌は「禁歌」である。

もう一つの「デカクソ赤ちゃん」も、中国で社会問題になっている「巨嬰」(デカい赤ちゃん)のこと。

巻末にもリンクを貼っておくので、そこからこの記事も読んで欲しい

「デカクソ赤ちゃん」こそ自分たちなのに、それを認めたくないがためにそのまま日本人に「投げている」…これこそ「投影」である。

「投影(同一視)」その3−駐日大使の投影

中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事による「首斬り」発言。Xのポスト

大阪総領事の「首切り」発言に始まる昨今の日中関係の悪化において、中国は懲りもせず投影を繰り返しているが、駐日大使までやらかす始末である。

これ、そもそも外務省が大使を呼び出して抗議したのだが、そこには一切触れず

駐日大使
駐日大使

抗議したったアルよ!!😤

とまるで中国が一方的に「日本に鉄槌を喰らわせた」的なポストとなっている。

要するに、こう言うことである。
大使が「日本に呼び出された」のは、メンツがつぶれる屈辱である。自分が「格下」に見える。
だから、「俺様が抗議したった😤」と話をすり替えてる。はい「投影」いっちょあがり。

もちろん、呼び出された際に「抗議」したのだろう。しかし、「呼び出された」ことには一切触れていないところが、中国人の心の弱さ、「投影(同一視)」を無意識にしてしまう心の闇である。
なぜなら、その心の弱さすら認められずに「投影」するからである。

この心理作用、「投影」を知らない人にとっては「嘘」に見える。
中国人は「投影」を息をするようにやってくるので(中国人も無意識)、聞いてる方からすれば、

中国人、まーた嘘ついてやんのwww

となる。
数ある中国人の嘘の半分、そして中国人の「わけのわからない言動」の半分は、「投影」でできているのではないか。それくらいよく使うのである。

実は「投影」って心理学を何もわかっていない人間に対して説明が難しい防衛機制なのだが、中国人の「息するような投影」の例の数々を挙げていくと、よくわかったと思う。

「投影する」とはどういうことか

「中国人の民族性を一言で述べよ」

仮にこんな問題があるとしよう。読者のみなさんはどう答えるだろうか。

筆者はすでに答えを用意している。

筆者
筆者

防衛機制の塊。防衛本能の擬人化

心理学的・精神医学をベースに答えると、こんな感じである。

「防衛機制」とは人間が無意識に行うこころの防御反応で、中国人の言動を心理学的に見ると、中国人は世界中で嫌われているということを認識しつつ否定する、もっとも原始的な防衛機制と言われる「否認」から始まり、そこから様々な防衛機制に展開される。

中国人
中国人

日本人の方が嫌われてるアルよ!

と”人のせい”にする「投影(同一視)」

中国人
中国人

世界が中国の強さに恐れをなしているからアルよ!

と魯迅の「精神勝利法」やイソップ童話の「すっぱいブドウ」で有名な「合理化」や、果てには

これも実は、「(幼児)退行」という立派な防衛機制なのである。

心理学の勉強をしていると、中国人の言動を観察していると勉強になる。ありとあらゆる防衛機制を駆使してくるから(笑

その中でも、彼らがもっとも多用するのが「投影(同一視)」なわけだが、これを(無意識に)使用するとはどういうことか。

詳しく書くとキリがないが、これだけは覚えてほしい。

向こうは(無意識に)劣勢だと感じている

ということを。

最後に…

一連の「投影(同一視)」の実例の数々を見て、中国人はぐうの音も出まい…。

筆者
筆者

甘い!そこが「投影(同一視)」の怖いところやで!

「投影」というのは言うなれば自分の心の弱さを無意識に防御している行為。だから「自分が投影していること」すら認められない。だからそれすら「投影」するのである。

どういうことか?典型的な例を紹介しよう。

筆者
筆者

中国人は「口嫌身体正直」をしているwww

という筆者のポストに対し、中国人が

中国人
中国人

日本人は「口嫌身体正直」をしているアルよwww

とそのまま返している。
ここまで読んでくれている方にはわかるだろう、お見事な「投影」だということを。柔道なら「投影」一本!で試合終了である。
当然、この中国人は自分が「投影」していることなんて、微塵も思っていない。

このとおり、中国人は自分が「投影」することですら、「投影」で返すのである。これはもう、どうしようもない。「なんとかは薬でも治せない」というが、これこそ精神科医かカウンセラーでないと治せない。
いかに中国人を相手するのが時間とエネルギーの無駄であるかがわかっていただければ、今回の記事は100%理解したとみなして良い。

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