
台湾の心のふるさとこと中部の町、鹿港。
かつては商業で栄えたこの町も寂れてしまいましたが、それが逆に良い味を出して観光客が訪れる町になっています。
「台湾の田舎とくればここ」を思い浮かべる人も多いでしょう。
ここへは台中からが便利と言えば便利ですが、バス亭がわかりにくく初心者にはちょっと敷居が高いという欠点があります。(詳しくは巻末のリンク先参照)
しかし、台中から南にある交通の要衝、彰化からなら後述するようにバス亭が駅前にあるのでわかりやすい。
台南や高雄などの南部から来る人も、台中まで出る必要はなく、こちらの方がむしろ近かったりします。
鹿港行きバスが出る彰化バスターミナルは駅前!

彰化から鹿港へのバスは、「彰化客運」のバス停から出発します。料金はNT$25くらい。
地図でわかるように、彰化駅から駅前通りである三民路と中正路を隔てた向かい側。事実上の駅前バスターミナルです。

ターミナルの横に「光南大批發」という台湾のディスカウントストアがあるので、そこを目印に。
黄色の店舗カラーなのでめちゃ目立っています。というか、駅を出ると嫌でも視界に入ると思います。

鹿港行きのバスは、観光バスである【6936】がいちばん便利。

台中から鹿港へのバスでも紹介した、高鐵(台湾新幹線)台中駅からのバスです。
こちらは彰化市内中心部を過ぎるとほぼ鹿港までノンストップ。「彰化縣政府」を過ぎると次の「福興鄉農會」はもう鹿港市街地です。所要時間は1時間弱です。
観光客はその次の「鹿港乘車處(彰化客運鹿港バスターミナル)」で降りれば良いのですが、宿泊の方は場所によっては市街地南外れの「福興鄉農會」の方が近いかもしれません。
料金は以下の通り。
彰化〜福興鄉農會 | 現金:43元 ICカード:38元 |
彰化〜鹿港乘車處 | 現金:48元 ICカード:42元 |
他にも、鹿港へは地元民が使う路線バスも走っています。
【6900】

こちらは完全にローカルバス。筆者は平日の夕方に使用したことがありますが、彰化の学校へ通う鹿港在住の高校生たちで混雑していて、まさに通学の足と化していました。
【6933】【6934】


こちらもローカルバスで、しかも彰化を始発としないロングラン。
赤枠(彰化駅前)から青枠の鹿港市街地までのバス亭の数を見ると、そのローカルっぷりは明らか。
でも、実際に乗ってみると半分くらいのバス亭は客なし通過なので意外に早い。1時間くらいだったので、6936番とそんなに変わらない。
なお、地元民しか使わないようなローカルバスは基本、バス亭に人がいても手を挙げたりして
「乗る!だから止まれ!」
という「強い意思」を示さないと通過されます。高雄のバスのように、ちゃんとバス亭に書かれてることも。高雄はそれでも通過されたけど💢
料金は【6900】【6933】【6934】共に、鹿港市内まで現金50元、ICカード44元。
あれ?と思う方も多いでしょう。なぜかローカルバスの方が高いやんと。
しかも、6936は「福興鄉農會」と「鹿港乘車處」で料金が違うのですが、ローカルバスは「福興鄉農會」の手前のバス亭から料金エリアが変わり、「福興鄉農會」と「鹿港乘車處」が同じ「鹿港市街地」として同料金なのです。

観光してたらそんな料金の差は誤差程度ですが、どうしても…という方は彰化のバス亭到着時間を目安に計画を立てましょう。
なお、台湾のバスは比較的時間通りに来ません…っても世界的には正確な方で遅れても10〜15分程度。だから来なくても焦らないように。
なお…

彰化客運のバスはこんな色をしているので、乗る時の目安に。
鹿港良いとこ一度はおいで。こんなケの台湾が見られるところだから。
