
鹿港は台湾中部の彰化県にある小さな町ですが、かつては台湾有数の港町として栄えた場所で、その名残が町の至る所に残っており、観光客を惹きつけています。
そのせいか、町としての知名度は比較的高く、行ったことがある人も多いはず。
残念ながら、鹿港には鉄道が通っておらず、交通手段は基本、バスとなります。が、中にはタクシーで行く猛者もいますが(笑
台湾中部の中心都市、台中とその南部にあり行政区分では同じ区域にある彰化からバスが出ていますが、今回は台中から行く場合のルートを紹介します。
①台中駅前から鹿港への行き方

最近、3代目となりNEW台中駅が開業し、高架化とともに町の南北の風通しが非常に良くなりました。
鹿港行きのバスは、高架化で再開発著しく台中の新たなホットスポットになっている駅の南側から出発します。

鹿港行きのバスはここから出発します。道の向かい側に全家便利店(ファミマ)があるので、そこを目印に。

バス会社は中鹿客運、番号は9018番。このバス停の表示を参考に。
バスはおおよそ30分おきに出ていますが、台湾のバスは日本のように時間ぴったりにくることはまずありません。どころか、時刻表には書いてるのに「勝手に運休」もふつうにある場所ですから(笑
そこらへんは、台湾らしいな~とゆるく対処しましょう。
なので、台湾でのバス移動は、時間をキチキチに詰めてスケジュールを組まないように。

台湾のバスは基本、日本と同じように大型の車両が来るのですが、台中~鹿港間の路線はミニバス形式。日本で言うマイクロバスです。
現金はもちろん、ICカードも使用可能です。
なお、スーツケースやキャリーバッグを持って移動する場合、最後尾に収納するくらいのスペースはあるので、できるだけ後ろに座るようにしましょう。
所要時間は1時間強、料金はNT$58(2025年4月時点)でした。
②高鐵台中駅から鹿港への行き方

この位置関係を見ていただくとわかるように、台中駅や市街地より、高鐵(新幹線)台中駅(台鐵なら新烏日駅)の方が鹿港へは近かったりします。
なので、台北市街や桃園空港から直接鹿港へ!という方は、台中市街地よりこちらの行き方の方が便利かつ時間の短縮にもなります。

高鐡台中駅の1階にバスターミナルがあり、5番出口を降りて5番のりば🚏から出発します。
バス番号は936Aですが、終点は鹿港市街地よりはるか先の「臺灣玻璃博物館(台湾ガラス博物館)」となります。
市街地で降りる場合は、「福興鄉農會」か「鹿港乘車區」で降りましょう。高鐵台中駅から鹿港市街地までは、小一時間くらいで到着します。
ぶっちゃけ、所要時間は台中駅からもあまり変わりません。マイクロバスはバイパスを使う上に、カーチェイスのようにぶっ飛ばすので…。

時間は1時間おき、毎時ほぼ00分発なので覚えやすい。「假日行駛」は「土日祝のみ運転」です。時刻表にもあるように、基本は次項で説明する彰化駅を経由しますが、たまに経由しない直通便もあります。
③彰化駅前から鹿港への行き方

鹿港へは高鐵台中駅からの方が近ければ、彰化からはもっと近い。彰化から鹿港へのバスは、駅前の通りの向かいにある「彰化客運」のバス停から出発します。料金はNT$25くらい。
バスターミナルは駅前ですが、ターミナルの横に「光南大批發」という台湾のディスカウントストアがあるので、そこを目印に。黄色の店舗カラーなのでめちゃ目立っています。


鹿港行きのバスは、これだけ存在します。6933は前項で説明した高鐵台中駅からのバスね。
本数はそこそこ多い方で、だいたい30分おきといったところ。

鹿港は、ぶっちゃけ台中や彰化から日帰りでも十分です。バスも早朝から深夜まで走っているので、交通の便もさほど困らない。
しかし、田舎町だからこそ1泊くらいしてのんびり「ケの台湾」を愉しむのも旅の楽しみ方です。夜の田舎町の散歩も乙なもの。
皆さんも是非鹿港へ!