星野源と新垣結衣の結婚と台湾人の反応

ガッキー結婚と台湾人の反応台湾情勢コラム

5月19日、星野源さんと新垣結衣さんの結婚のニュースが日本中を駆け巡った。
武漢肺炎(新型コロナウィルス)の閉塞感の中の明るいニュース…と思いきやロスに陥った人も多いと聞く。

このニュースは海を渡り、台湾へも伝わった。

実は、星野源は台湾でライブを行ったことがあるほど人気があるのだが、それ以上に大人気なのが相方の彼女。その人気ぶりは「國民老婆」と呼ばれるほどである。なお、「老婆」は「嫁」という意味であり、決してBBAの意味ではない。
つまり、
「ガッキーは俺の嫁」
と名乗る台湾男子がかなりの数いるということであり、その人気のほどがうかがえる。

その台湾でも、結婚発表の当日中にニュースが伝わり、

「”嫁”が結婚した…orz」

とショックを受ける人が続出。事情がわからない人にとっては、”嫁”が”結婚”とは非常にわけがわからないが、「台湾の5ちゃんねる」ことPTT掲示板はその日、「荒れに荒れた」という。

個人的に芸能界に興味はなく、新垣結衣さんも今日の今日まで「しんがき」と読んでいたほどの音痴だが、なぜそれほど台湾男子のハートをつかんだのか。私なりに推測してみた。

一つは、日本女性らしいしおらしい姿。坂井真紀さん演じた映画『KANO』の近藤平太郎の妻は、台湾人がイメージする日本女性の姿の一つだと感じたのだが、素朴な姿のガッキーにもそれを感じたのかもしれない。

もう一つは、沖縄出身ということ。
沖縄と台湾の関係は深く、国の概念がなかった太古の昔はお互い交流していたと思われる。現在でも、沖縄と台湾は航空便も多く気楽にお互いを行き来できる。
彼女が「沖縄顔」なのかはわからないが、そういう面もあったのか、そこに台湾男子のハートにストライクした可能性もある。

閑話休題。
その「ガッキーロス」の一端が、台湾ネット界を徘徊していると所々で見受けられる。

まずは、5月19日のGoogle トレンド。台湾では当時、流行を抑えていた武漢肺炎の患者が数百人単位で発生し「全国三級警戒」、非常事態宣言に等しい厳戒態勢であった。が、ガッキーの結婚がそれを吹き飛ばしてしまった。

それを表す画像がある。

新垣結衣と台湾の反応
(Facebookより)

百聞は一見に如かずである。

こちらの画像も面白い。

新垣結衣の結婚と台湾の反応

上から、
「こいつ、マスクしてねーぞ!」「ボコボコ」
「こいつ、隔離期間なのに出歩いてやがる!」「ボコボコ」
となるのだが、最後は、

「こいつ、星野源だぞ!」
となる。ボコボコどころか集団リンチ、バイクに乗ってた人や車椅子の人まで参加しているのが、芸が細かい。
星野さん、コロナ抜きでもしばらく台湾でライブが出来なさそうである。いや、それ以前に入国審査の時に係官が入国を許可してくれるのだろうか(笑

 

更に台湾のガッキーロスを如実にあらわすものもある。

台湾の寿司屋の通知なのだが、こう書かれてある。

 

「新垣結衣さんの結婚でマスター(or店長)のショックが非常に大きく、仕事に身が入りません。5月28日までテイクアウトのみのご提供となります」

かなりショックなのか、「新垣結衣」のフォントにヒビが入っている(笑
これは台湾の「非常事態宣言」により28日まで飲食店の営業自粛が始まり、そのお知らせをガッキー結婚のニュースに掛けたユーモアという見方もあるが、実際そうなのか、或は本当にショックを受けたのか。それは本人のみぞ知る。

さらに傑作なのがこれ。

新垣結衣の結婚と台湾の反応

「コロナに対する防御は完璧だ!俺様を傷つけるものは何もない!」
鎧の中の人の高笑いが聞こえてきた途端にガッキー結婚のニュース。鎧の間に矢が突き刺さり、傷つくどころか即死したと思われる。

さらに面白かったのが、この画像をアップしていたのが…

「成功大学考古学研究所学会」なのである。成功大学とは台湾第二の総合大学で、日本なら京大にあたる優秀な大学である(実際、「台湾の京大」という人もいる)。
垢が垢だけに、過去投稿を見ると考古学の研究発表会のお知らせなど堅い真面目なお知らせが目立つところにこれである。あまりのギャップに爆笑してしまった。

 

【お知らせ】
「ガッキーの結婚により中の人は大打撃を受けております。よってここ数日投稿していません」

気持ちはわかるが、研究しろ若者。

さすがは「台湾の京大」か…というわけでもないが、コメント欄も爆笑である。

ガッキー結婚と台湾の反応2

「さらば嫁よ…(泣」

相当好きだったのか、彼女の写真集などを晒している。まだチャンスはなきにしもあらず、まだ捨てるには早いぞ若いの。

ガッキー結婚と台湾の反応4

これを説明するには中文の説明が必要である。
中文で「来世」を「下輩子」という。その「下」と全く同じ発音の「夏」に字を変えて、「来世」を擬人化しているのである。最後は「子」だから当然、女の子。台湾人はそれくらいの日本語の知識を備えている。だから”SEE U NEXT LIFE”(来世でまた…)なのである。

今私は、この記事を書きながら爆笑している。

というか、結婚の片割れである星野源さんが吹き飛んでいるのが最も面白い。

武漢肺炎で日本も大変、台湾も患者の大量発生でかなりナーバスになっている。
新垣結衣さんの結婚は、そんなピリピリした空気をぱっと柔らかくし、「ロス」したもののそれをユーモアで笑い飛ばそうという、台湾人の東南アジア的・ラテンな性格と、若者のの柔らかい発想力の豊富さが垣間見える。

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