京都の台湾料理店で台湾カレー(台式咖哩飯)を食べよう!

台湾カレー台湾文化
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百聞は一食にしかず

京都微風台南

来ましたは、いつもお世話になります、京都の台湾料理店、微風台南。

新型コロナの影響で飲食店が軒並み打撃を受けている中、微風台南もかなりダメージを受けているかも…もしかして休業かも…と思い、念のため来店前に電話を入れてみました。

筆者
筆者

開いてます?

電話の向こうから、こんな返答がかえってきました。

いちおう。。。。開いています」

筆者
筆者

い、いちおうって(笑

いちおう・・・・に込められた店主(だと思う)の深い思いを計り知ることはできませんが、これはお金を落としに行かなければならない…何かよくわからない使命感を持ち足は京都へ向かいました。

京都の町並みは、平日の帰宅ラッシュと重なっていたせいか、駅前の人は思ったより多かったのですが、河原町通りを歩くにしたがって人数は少なくなり、最後は私一人に。これでは、夕食時になると行列すらできる微風台南といえども、なかなか厳しいか!?

と思いきや、中には5組ほどの客が。店内はそこそこの広さなので、5組なら特に密ではありません。

微風台南咖哩飯

お目当てのはそこに存在していました。
その上の台南蝦仁飯にも実は興味があり、この際予算度外視でカレーと一緒に食べてしまおうかと触手を伸ばしそうになったのですが、主役の影が薄くなっては困ると今回は理性で止めることにしました。

台式咖哩飯を注文し、待っている間、確かに客は来ないものの、何かの業者らしき人の行き来が盛んになっていました。何だろうと暇つぶしに観察してみると、Uber Eatsの配達員のようでした。

ネットで注文して店が食事を作り、宅配員が運ぶ。迂闊に外に出られないこのご時世、見事にWin-Win-Winの商売の王道をゆく姿に、人間の営みの知恵を垣間見ました。知恵は重要、それがなければどうすることもできず餓死してしまうから。

台湾カレー微風台南

そしてやって来ました台式咖哩飯。

台湾カレー微風台南2

上の写真では少し見にくいのですが、カレーに排骨(豚のスペアリブ)がのっているので、正しくは台式排骨咖哩飯、いや、台式咖哩排骨飯か…どっちが正解なんだ!?卵が先か、鶏が先かになりそうなのでやめておきましょう。

見た目は確かにカレーです。しかし、口にしてみると何かが違う。ほのかな甘みがあるような、ないような感じで、どっちかというとカレーというよりカレーうどんに近いかもしれない。少なくても言えるのは辛くないということ。汁もサラッとしたイメージは崩れ、かなりとろみがあります。

排骨は、見た目は日本のかつカレーに似ています。が、味はとんかつではなく、トンテキに近いもの。排骨なら広東風をよく食べていましたが、台式排骨を口にしたのは、考えてみれば初めてかもしれません。台湾カツカレーとも言えるのではありますが、やはり似て非なるもの。

Twitterの台湾人フォロワーさんが、「排骨+咖哩の組み合わせって見たことがない」と言っていましたが、もしかしてこの店オリジナルなのかもしれません。少なくてもこの組み合わせは美味しいです。カツカレー感覚で食べることができます。

台式咖哩飯、実は台湾人の中でも賛否両論という話を聞いたことがあります。やはり日本のカレーの方が美味いという声もあれば、いやいや台式も負けていないと、食い物がかかると「戦争」になってしまう台湾世界の中でも、隠れた「戦争」と言われています。

しかし、私の口から言えることは、洋食のカレーではなく「台湾料理」と思えばなんでもないということ。むしろ私は全然イケる口であります。

ところで、右下に黄色いたくあんのようなものがあります。

筆者
筆者

ほう、台湾カレーにはたくあんもつくのか!

と一切れまるごとひとかじり!

…その瞬間、辛い感覚が口の中に拡がり、ゲフンゲフンとむせてしまいました。時期が時期ゆえにこのむせ方はヤバい。

これ生姜、つまりガリだったのです。見た目はたくあんだったんだけどな~。

百ブログは一食に如かず

こうして私の台式咖哩飯参拝の旅は完了となったのですが、これを見て興味を持った方は、是非こちらで本場(?)の台湾カレーをお楽しみ下さい。

いつか、現地台湾で食べられることを祈りつつ。

場所などはこちら!