筆談-究極の漢字コミュニケーション

台湾華語・中国語

日本語を勉強している外国人に、

「日本語の難しいところはどこですか?」

と聞くと、いろんな回答が返ってくる。予想通り、大多数の人が答えるのは漢字である。

中国語を勉強している外国人に、

「中国語の難しいところはどこですか?」

と聞くと、同じようにいろんな回答が返ってくる。予想通り、大多数の人は「漢字」と答える。

 

ただし、これには例外がある。

日本語に関しては中国語を使う人、中国語に関しては日本語を使う人を除くと。

 

日本人と中国人は「漢字」という共通の文字を使う。

漢字は「表意文字」、だから字を見たるとすぐに意味が理解できるところが利点である。「表意文字」でわからなければ、象形文字を想像すれば良いと思う。英語などのアルファベットは、音を表現するものなので「表音文字」と言う。

なので、漢字を書くと言葉の壁を超えてコミュニケーションを取ることができる。

これを人は「筆談」という。

 

海外旅行でいちばん気になるのが言葉の問題。今はインターネットの普及と同時に英語が国際共通語としてかなり広まり、インターネットがふつうのツールになる前のより英語は通じるようになった。

しかし、それでも100%通じるとは限らない。旅行する本人が英語ダメという場合もある。海外旅行は不自由も楽しさの一つ、そこまで不安なら旅行自体止めた方がいいかもしれない。

しかし、中国(語圏)の場合は別である。

 

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日本人は漢字というコミュニケーションツールを自然に覚えているので、同じ漢字を使う人とは漢字を書いて筆談すればいい。これで中国語を覚える時間と労力が解消する。

筆談があまりに楽しく、敢えて中国語を覚えず中国語圏旅行用の「筆談ノート」片手に旅をする、筆談のスペシャリスト(?)もいる。中国旅行の醍醐味は紫禁城や万里の長城、パンダにあらず、筆談だと豪語する、筆談歴5年以上の筆談大王と夜ごと語ったこともある。

 

筆談が通用するのは中国だけではない。同じ漢字圏の台湾や香港でも同様に使うことができる。

もう15年以上前の話になるのだが、初めて香港旅行に行く友人が言葉の心配をしていた。英語はあまり話せないし、広東語なんてとんでもございませんのレベルだから…としきりに不安がっていたので、

「じゃあ筆談すればええやんか」

と伝えた。

漢字だけではない。香港ならよほどの爺さん婆さんを捕まえない限り英語も通じるので、漢字で表現できないところは英語で補足できる分、中国より難易度が低い。水買いたかったら

「我買水」

って書けば、「こいつ水欲しいんだな」と理解してコンビニを教えてくれるだろう。

インターネットカフェでメール打ちたかったら、

「我必要送e-mail、You教me Internet cafe的場所」

って書けば、言わんとする意味は通じるはず。あとは気合と根性でなんとかしろと。

友人は実際にこれを使ったらしいのだが、ばっちり通じてた!と喜んでいた。

ご存じのとおり、日本語と中国語では言語としての構造が違う。しかし、漢字とうツール一つでサイレントコミュニケーションができるのである。これがイギリス人とフランス人の英仏語の「筆談」だとそうはいかない。

 

漢字の意味も、日中の漢字熟語も意味は、一部を除いてたいてい同じである。

この単語通じるかな?と余計な心配をする必要は、一部を除いてほとんどない。

そう、一部を除いて

その一部に当てはまってしまった例がある。

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